Wifiスピードが「魅力ある日本」へと導く鍵となる!?


一昔前の無線LANには同じメーカーの製品でも相互接続が保障されていませんでした。その為、消費者は新しい機器を買う度に接続ができるか古い機器との確認作業が必要でした。Wifiの誕生は、そういった手間を無くし、インターネットをもっと手軽に利用できるようにした革新的なことです。現代の日本ではインターネットを利用する機器であればWifiに対応しており、最近ではプリンターやデジカメ、HDD等もWifiに対応した商品が次々に登場しています。

今回はそんなWifiのメリットに触れ、日本が近い未来に「魅力ある日本」を目指す上でWifiサービスがいかに重要かを見ていくことにします。

 

①Wifiの5つのメリット
Wifiサービスには大きくわけて5つのメリットが考えられます。第一に、スマートフォンでインターネットをする際に、通信速度が速くなるということです。自宅で光ファイバー等のブロードバンドを契約していればWifi通信を利用することで通信速度が数倍速くなります。インターネット動画が遅滞なくスムーズに再生されストレスを感じることなく見ることが出来るのです。2つ目は、パケット代の節約になるということです。家でWifiを使って自宅の回線を繋ぐことによりパケット代を節約することができます。3つ目は、複数台の機器を接続できる点です。インターネット回線を自宅で引いて無線ルーターを設置すれば、ノートパソコンやスマートフォン、iPad、PSP等を家族全員で同時に利用できます。4つ目としては、様々な機器を連携できる点にあります。テレビ等のデジタル家電をスマートフォンやタブレットでリモコンと同じ様に操作できたり、スマートフォンに保存した動画や写真をテレビ等で視聴できるのです。最後に、5つ目のメリットとしては、災害に強いということが挙げられます。Wifiにより誰もがスピーディーに情報収集できます。東日本大地震以降には大地震等災害が発生した時に誰もが使える無料Wifiスポット00000JAPAN(ファイブジャパン)が作られました。Wifiが使える機器であれば、ここでスピーディーに情報を収集することが可能となります。

②Wifiを災害と観光に役立てる動き
上のWifiの5つメリットの中で挙げた、災害に強いという点を前面に出して近年国や市で様々な取り組みが行われています。国は平成29年度から平成31年度までにおける「防災等に資するWi-fi環境の整備計画」を総務省が策定し、耐災害性の高いWifiにより来訪者や住民の安全を確保する動きを見せているのです。また、名古屋市が取り組む公衆無線LAN事業である「NAGOYA Free Wifi」は、訪日外国人をはじめとした観光客の利便性向上および、観光情報を発信する為に、観光客が訪れる可能性のある民間施設への整備を進めています。名古屋を含む東海地方は「観光・防災Wifiステーション整備事業」を発表し、国と同じく避難情報の配信や災害時の通信手段としてWifiを利用できるようにしています。このように国や東海地方、名古屋市等の観光や災害の両面から見ても、Wifiの良い点に目をつけて「魅力ある日本」へと日本が住みやすく変化しています。

③Wifiスピードが今後の鍵となる
さて、このWifiが今後さらに利用しやすくなる為に、どのようなことに注目していく必要があるのか、今一度考えてみてください。これまでWifiのメリットばかりを述べてきましたが、やはり今後の課題となるデメリットについても知っておかなければなりません。Wifiスピードが唯一遅くなる場合があります。それは、距離や障害物等の物理的な隔たりがある時、又、Wifi利用者数が急増した時ですが、都市部の主要駅やイベント会場などの様な人の集まる場所では、特に遅かったり、通信できない等のトラブルが起こりやすいのです。現状よりもっと多くWifiスポットを多く作ることでこのデメリットを補うことになるのです。

まとめ
今後はこういった課題に対してどのように向き合っていくかが、Wifiサービスの発展へ続く道となります。家にいなくてもWifiに繋がる環境が整っていれば、さらに便利で暮らしやすい生活を送れるようになるでしょう。